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03.14.2014
2013年の台湾での專利受理件数、著しく成長したのは意匠出願のみ
2013年に知的財産局は計83,211件の專利(特許、実用新案、意匠)出願を受理し、2012年と比べて2.19%減ることとなった。そのなか、特許は49,218件であり、実用新案は25,025件であり、意匠は8,968件あった。また、特許及び実用新案の出願件数の成長率は、2012年と比べて3.85%及び2.38%と減少したが、2013年1月より施行した現行の専利法においては意匠出願できる範囲が拡大されたため、意匠出願の受理件数が逆に8.73%と成長した。尚、下表は、ここ三年間の知的財産局の出願受理件数推移表である。



国籍を見ると、2013年に台湾人が提出した3種の専利件数は計50,714件あるのに対し、外国人が32,497件あり、成長率は2012年と比べ各々3.43%減及び0.19%減であった。また、特許の出願件数のうち、台湾人は21,730件であり、2012年と比べて5.84%減となったのに対し、外国人は計27,488件であり2.22%減となり、台湾人による出願件数は、ここ10年において最大の下げ幅となった。一方、実用新案の出願件数における、台湾人及び外国人の出願件数は2012年と比べて、各々2.42%減と1.74%減であり、反対に、意匠の出願件数における台湾人及び外国人の出願件数は下表に示すとおり、各々2.71%増と18.04%増と成長した。



また、下表は、2013年における外国人の台湾での出願件数を示すものであり、そのトップ3は、日本、アメリカ及び韓国である。
 
2013年の外国出願国のトップ5
国籍 特許 実用新案 意匠 合計
日本 12,419 166 1,428 14,013
アメリカ 7,475 162 795 8,432
韓国 1,997 18 321 2,336
中国 1,147 503 135 1,785
ドイツ 1,164 42 316 1,522

更に、2013年に、特許の初審査における初回審査意見通知書が64,958件出され、2012と比べて27.69%増と大幅に成長した。また、特許の初審査の終結件数が67,346件であり、28.46%増と成長すると共に、実体審査の請求件数(43,395件)を大幅に上回った。更に、審査期間について、特許の初審査の初回通知は、平均32.59ヶ月となり、2012年と比べて、7.08ヶ月の期間が大幅に短縮され、5年以来の最短期間となった。尚、年平均処理期間が41.33ヶ月であり、2012年と比べても4.81月短縮された。
 
更に、知的財産局は、2014年の終結件数を6万件以上に維持するとみており、これから処理される案件がますます新しい出願案件になると共に、平均処理期間を短くし、2014年には35ヶ月まで減らすとみている。
 
参考サイト:
 
1.“智慧局公布2013年受理專利商標申請概況.” TIPO. 2014年1月28日。
2.“本局審查發明專利初審案件102年度結案量已衝破6萬件.” TIPO. 2014年1月28日。
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